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2015年7月12日日曜日

日本人として、事業家としての道徳とリスクマネジメント in カンボジア

先日、日本人が経営するバーで日本人ホステスが泥酔しそれに絡んできたカンボジア人実業家を、カンボジアのニュースアナウンサーの女性が止めに入ったところ、カンボジア人女性が実業家に暴行され顔を中心に大きなけがを負った事件が起きました。

私は日ごろから日本人の経営するバーには出入りしないので、どこで起きたかは知らないのですが、どうやらそのホステスさんとバーの経営者?の人はすぐに日本に逃げたという話をカンボジア人の旦那から聞きました。

同じ日本人として情けないなあと思うんです。

バーやレストランでのお客さん同士のトラブル、それは日本でも起こりえます。
泥酔したお客さん同士の喧嘩もあるでしょう。

私の日本の薬局で、もし患者さん=お客さん同士のトラブルがあったらどうするか。
これはれっきとしたリスクマネジメントです。


まずトラブルがあったお客さんのお見舞いをきちんとする。
お店としてトラブルがあったことの謝罪と、今後の対応を明確に提示する。

この2点は必須やと思うんです。

とくに今回はカンボジア。医療保険もない国です。
怪我を負った女性の治療費の一部負担くらいは申し入れるのが筋だと思うんです。

でも、そのバーの人は日本へ帰ったらしい。
もしこれが本当なら、カンボジアの社会に対してとても失礼になってしまうと思います。

これから、カンボジアや他の東南アジアで起業しようとする若い人が増えていると感じていますが、
日本人として、社会人が持っておくべき道徳をきちんと備えたうえでカンボジアや東南アジアに来てほしいと思います。
「途上国だから気にしなくていい」という発想は絶対に持ってきて欲しくない・・・

切に思う今日この頃です。

<追記>
後日、日本人の方から、このオーナーの方は以前から帰国予定があったとのことで、事件後二日くらいいて、日本に帰られたそうです。訂正しま~す。